夜空の鳥の日記

時にそこはかとなく、時につらつらと

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

幸せな記憶①

ある女性に恋をした。彼女も僕に対して憎からず想ってくれているようだ。しかし彼女には他に好きな人がいるみたいで…。 ツルゲーネフの『初恋』。岩波文庫の表紙で思いっきりネタバレしている。少なくとも私はネタバレだと感じた。初めて読んだのが青空文庫…

スカイリム語録⑥

現実生活では従者のような心強い味方は側にいませんが、スカイリム(とソルスセイム)の人々の舌が紡ぐスゥームのごとき言葉は、つらく厳しい現実を生き抜くための大いなる助けとなりましょう。 「おっと、ほめ言葉か、感謝の表れが欲しかったのか? そんな…

もっと大らかな心で

十年前に続き、このたびの雪でも思うことが色々と。 雪の影響で物流に遅延が生じたことで、これからは急ぎの物は通販で買わないと決めた。本当にすぐ必要な物なら、実店舗で可能な限り調達する。通販を利用する際は余裕を持つ。届くはずの物や手紙などがある…

好きだから殺す

「好きだから殺す」という心理について、自分なりに考えたことがある。 誰かを好きになると、その人のことを考えるだけで幸せな気持ちになれる。それによって心が穏やかになって、表情も明るくなり、周りの人に良い印象を与えられるようになる。でも同時に、…

返事をする

自分のことを呼ばれたら、ちゃんと返事をしなさい。それも「うん」じゃなくて「はい」とはっきり言いなさい。 昔、祖母に叱られた時の言葉。細かいことまでいちいちうるさいわと、当時は反発したくなったものだが、思い返せば私の人生で、「呼ばれたら返事を…

大人の対応

遊びに行きたいですって? この家に? はあ。いや、別にいいんですよ。私が嫌なのは、「今日はお休みですか?(*^_^*)」って言われることなんです。 こう言われるたび、心がかき乱されてたまらないんです。何で、家にいる=お休みっていう方程式が当たり前の…

愛すべきおじさんシバラク

『魔神英雄伝ワタル』を急に思い出した。なぜだろうな。 昔好きだったアニメの一つ。虎王、海火子、かっこよかったね。あとツッパリーとスケバーン(笑) そして忘れてはならないのが、シバラク先生。それまでおじさんキャラには全く興味がなかったのに、なか…

平成26年2月、雪の中助けてくれた人。

平成26年(2014年)2月、東京、夜、大雪。 電車が動かず、タクシー乗り場は大行列。多くの帰宅難民を出したあの雪の日の夜、私も普段の帰宅手段を失って、なす術なくタクシー待ちの列に並んでいた。歩いて家に帰るにはあまりにも遠かったのだ。 タクシー待ち…

なくした時間を考える

真・三國無双の中でも本当に好きなキャラクターはいました。 〜6は徐晃、7やアプリでは李典と楽進、8と8Empiresではイケメンのモブ。 特に李典、楽進はアクキーやCDなどを手に入れるため金も時間も自分の持つ全てを惜しまなかったくらいです。英傑伝なん…

董白はなぜ許せるのか

董白とは、真・三國無双8というゲームに登場する女の子のことです。 董卓の孫で、非常に愛らしい顔立ちをしていますが、性格はわがままで残酷。人に対し「生意気」という言葉を多く使用しますが、誰よりも生意気なのは彼女自身ではないか、そんな気がしなく…

『山月記』

中島敦の『山月記』は今まで読んだ本で最も好きな作品。 李徴の姿は私そのものだ。目指すものがありながらそれを切磋琢磨しなかったこと、自尊心を傷つけられるのをいさぎよしとしなかったこと、そして過去を空費したこと。人前に出られなくなった、人と共に…

その人は本当に忙しいのか

スカイリムでは「忙しい」という言葉をよく耳にする。私はそれまで、「忙しい」という言葉は好きではなかった。 だがこれは、「私にはやることが沢山あって時間がいくつあっても足りない。息つく暇もない」というより、「私にはお前なんかに使う時間は無い」…

スカイリム語録⑤

「自らの経験を超えたものは起こり得ないとして退けるのは、まさに馬鹿のする事だ」 ホワイトランの王宮魔術師ファレンガーの台詞。自分の知っていることだけが、自分の経験してきたことだけが世界の全てと思っている人もいるもので。しかし想像を遥かに超え…