夜空の鳥の日記

時にそこはかとなく、時につらつらと

2024-02-03から1日間の記事一覧

『山月記』

中島敦の『山月記』は今まで読んだ本で最も好きな作品。 李徴の姿は私そのものだ。目指すものがありながらそれを切磋琢磨しなかったこと、自尊心を傷つけられるのをいさぎよしとしなかったこと、そして過去を空費したこと。人前に出られなくなった、人と共に…