夜空の鳥の日記

時にそこはかとなく、時につらつらと

スカイリム語録⑨

「ノルドは感謝を知らない。だが、それが何だ? 俺だって奴らに感謝なんかしていない」

ウィンドヘルム港にいるネートレナザの台詞。スカイリムはチョイ役の言葉も胸に刺さり、ぼんやり生きている怠惰な心に物事を真剣に考えるきっかけを与えてくれます。

人は感謝することを忘れると、互いの行動に無関心になるんだと思います。たとえ誰かに何かをしてもらっても(それが自分にとって大いに喜ばしいことでも)、「これくらいやって当然でしょ」という傲岸不遜で自分本位な気持ちばかりが目立つようになります。日々の営みは人それぞれ様々ですが、何をやろうともそれは褒められることでも労われることでもなくて、「そもそもやって当たり前」と考えてしまったら。そうなっては「あいつは感謝をしない。ならば私も感謝しない」という悪循環に陥るのも無理はないでしょう。

我々はいつもどこかで誰かに助けられながら生きています。直接的であれ間接的であれ、衣食住が保障された平穏無事な生活が送れるのは、それを支えてくれる多くの存在があったればこそ。それを忘れてはいけないのではないか。